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知ることと人間の欲求の関係について Part 15

10、人間や生き物の魂の欲求と、人間の知的欲求の関係について

 第十には、最後に少し変わった観点から、人間の知的欲求について述べてみたいと思うのですが、それは、これまで述べてきたような生理的な欲求とは明らかに違った、人間、あるいは生物の魂としての欲求と、知的欲求との関係になります。

 人間や生物の魂の欲求といっても、普通の人は、あまり考えたことがないと思うので、ここでは少しだけ具体的な例をあげて、説明してみたいと思います。

 これはおそらく、人間だけでなく、人間以外の生き物にも時々見られるような少し不思議な欲求だと思われるのですが、例えば、遥か大昔に、とても原始的な生活をしていた人々がいたとします。

 その時代の人々は、水や食べ物は豊富にあるので、特に生活に困っているわけではないので、毎日、十分に幸せな生活を送っているはずなのですが、ところが、遠くにたくさんのきれいな山並みが見えると、どうしても一度でいいから、そうした山々に登ってみたいとか、そうした山々の向こうは、いったいどんな世界になっているのか、知りたくなってきてしまうとか、また近くに大きな海原が広がっていると、どうしても、この海の向こうには、どんな世界があるのか、知りたくなってくるとか、それから何か不思議な物を見つけると、近くに行って、もっとよく観察してみたり、中が開くなら、中ものぞいて、どんな風になっているのか、知りたくなってきてしまうとか、さらには、夜空に広大な星々の世界が広がっているのを見ると、何とか手を伸ばして、そうした星々の一つでもつかまえて、触ることはできないか、試してみたくなったり、また、よく凝視して、そうした星々は、いったいどんなものなのか、もっと知りたくなってきてしまうなどというように、人間というのは、自分にわからないものがあると、どうしても何となく気になって止まらなくなってしまったり、また、少しでも知りたいと思って、じっとよく見ようとしてみたり、耳を澄まして、小さな物音まではっきり聞こうとしてみたり、また臭いを嗅いで、細かく調べようとしてみたり、舌でなめた味わいや、手で触った感触や体で感じる感覚で、自分がまだ知らない物事があると、少しでもはっきりと、よく知りたいと思うような性質があるのです。

 それでは、こうした人間の知的な性質と、人間の魂の性質には、いったいどのような関係があるのかというと、どうも人間の中にある無意識レベルの魂的な衝動というものを見てゆくと、自分に何かわからないものがあると、どうしても、できるだけはっきり知りたいと思ってしまう、また、すでに自分がよく知っていることであっても、何か前と違ったものを見つけた際には、やはり、できるだけ、もっとはっきり知りたいと思ってしまうような性質が、人間や様々な生物の魂の中には、しっかりあるようなのです。

 

 続く・・・

 

 追伸

 少し話が長いので、途中で、現在のアセンションの状況の話をはさむ予定です。

 

 今年の冬は、比較的暖かいところもあったのですが、霊的異次元的には、ちょうど1月から2月頃にかけて、かなり大きな冷たく硬く深い感じの暗黒領域が、どどっと押し寄せてくるようなところがあったので、今年は、その対応にかなり追われるような状況になってしまいました(私は、かなり消耗した感じになりました)。

 簡単に言うと、冬の魔術とか、サイクルの終わりの魔術(一年というサイクルですが)のようなものが残っていて、それが現在、少しずつなくなっていってる最中になります。

 少し前までは、年末、年の暮れの頃になると、かなり追い込まれるような感じで、霊的な真っ暗な硬く冷たい壁のようなものがあって、それが年が開けると、パッときれいになくなってるような感じが強かったと思うのですが、こうした年末関係の季節的な呪縛は、最近はかなり少なくなってきて、どちらかというと、1月の末から2月頃にかけての冬の魔術、あるいは、冬の呪縛のようなものが、まだ結構残っているような感じになっているのではないか、と思われます。

 多分、今から数年ぐらい経つ頃には、こうした感じもかなり少なくなってゆき、おそらく、どこかの段階では、よく考えてみると、「昔は、すごく寒くて、きつく、つらい感じの冬っていう季節があったな・・・」という感じで、もっと軽い感じで、多くの人々が冬という季節を感じるような状況になってくるのではないか、と思われます。

 

Cecye(セスィエ)

2017年2月20日 9:03 PM, おすすめ記事 / お知らせ / スピリチュアリズム、霊界 / 知恵、正しさ



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