3、優れた政治家と人柄の問題について
三つめは、政治家と人柄の問題について考えてみたいと思うのですが、はっきり言って、現代のように数年に一度の選挙で、その時々の政治家を選んでゆくような民主主義の制度では、多くの人々から、より優秀で責任感があり、より良い性格の人物であると判断されるような人でないと、なかなか政治家として活動してゆくのは難しいのではないか、と思われます。
また政治家の仕事の内容としても、常にたくさんの人と会って、話をしたり、細かい調べ物をしたり、いろいろな意見の調整を行って、できるだけ正しい判断や行動をし続けてゆかないといけないようなところがあるので、はっきり言って、あまりにも知性が低い人や、自分勝手な利己的な性格の人は、あまり向かないようなところがあるのではないか、と思われます。
ところが現在の世界の様子を見ていると、国際的にかなり強い批判を浴びるような、例えば、侵略戦争を始めたり、人権弾圧を行ったりするような、はっきり言うと、かなり非人道的な政治を行なっているような人物であっても、そうした政治家を支持している人々からは、非常に愛国心が強くて、とてもしっかりしていて頼りがいのある、非常に優しい人物であるかのように認識されていることもあるようなのです。
それゆえ、はっきり言って、現代のような民主主義社会であっても、多くの人々の単純な思い込みとは違って、多くの人々の共感を得られるような一見、非常に人の良さそうな人物を、政治家として選んだとしても、ひとたび政治権力を握ると、意外と何をするかわからないようなところもあるということは言えるようです。
Cecye(セスィエ)
2025年8月18日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 軍事