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Q&A アセンションするために個人として、何かやるべきことはあるのか

Q&A アセンションするために個人として、何かやるべきことはあるのか

 これは簡単そうで、実は、たいへん難しい質問になってくるのですが、それというのは、現在の地球において、あまり霊的に真実のことを言い過ぎると、どんなに魂的にものすごい人であっても、いろいろな方面からのかなりの集中攻撃を浴びることになってしまうので、そう簡単には、アセンションに関する内容も含めて、霊的宇宙的な内容をペラペラ、そのまま人前に発表できないようなところがあったのです。

 ですから現在までのアセンションに関する情報は、はっきり言って、どの本を読んでも、また、どの人の話を聞いても、何だか分かったようで分からない変な感じがすることが多かったのではないか、と思われるのですが、それもそのはずで、たとえ霊的にかなりまともな人が、ちゃんとした高次元のソースからの霊的な啓示やチャネリングを受けたとしても、そうした高次元の存在達は、その時期における霊的な状況や地上の世界の状況をよく見定めた上で、「これは言ってもいいけれども、これを言うと彼女の身に危険が及ぶかもしれないので、彼女の使命としては、この件についてはある程度、正確な情報を降ろすけれども、この件については、わざと少し、ぼやかした表現に留めておこう」などというような形で、霊的な啓示やチャネリングを行うことが、これまでの地球では非常に多かったのです。

 こうした背景があったために、そうした霊的な啓示やチャネリングから何かを学ぼうとする人々の側としては、「この人は、絶対大丈夫と思ったのに、この件については、どうしても納得がいかないなあ〜」とか、「これらのチャネリングは、みんな結構信頼がおけそうなのに、なんで、みんな内容が矛盾しているのかなあ〜」などというような話が、これまでの時代には非常に多かったのです。

 つまり、そうした霊的な啓示やチャネリングの内容を、みんな全く矛盾がないように揃えてしまうと、その時点で、ある程度まとまった、かなり強力な霊的な勢力、というか、一種の新興宗教のようなものが出来上がってきてしまうので、高次元の世界から見ていると、それは、そうした霊的な啓示やチャネリングをしている人々の身の安全を守るためには、これまでの地球では、あまりにも危険そうに見えたということなのです。

 

これまでの人類の歴史では、いろいろな人々に降りた霊的な啓示やチャネリングの内容が、あまりにも、きっちりと揃いすぎていると、それらを集大成した形の偉大な「グル」と称する人物による、多くの人々を支配するための巨大な宗教組織にまとめあげられてしまうことが非常に多かった

 それは、なぜなのかというと、これは人類の歴史を調べてみると、はっきり言って、誰でも分かるのではないか、と思われる内容になるのですが、この地上の世界において、何カ所か別の場所で、ほぼ同じような内容の霊的な啓示が降りてきた場合には、そうした霊的な啓示をある程度、集大成した一つの教典のようなものを元にして、途中経過はいろいろあったとしても、そのうち、ただ一人のものすごく霊的に偉大であるとされるような自称、「神の子」とか、「仏陀」とか、「キリスト」などと名乗るような人によって、最終的には、単なる宗教組織にまとめあげられてしまうことが、これまでの地球の歴史では、非常に多かったからなのです。

 こうした宗教組織というのは、そうした本物の霊的な啓示やチャネリングのようなものを、そのバックボーンに持っているので、多くの人々に対して非常に強い説得力(信用が得られるということ)と、大きな影響力を行使することになるのですが、ところが、ここで問題なのは、この地球の歴史では、毎度のことながら、その中心になっている神仏のような存在が、だんだん誇大化され、巧妙に歪められてゆき、その後、時代を隔てるにつれて、まるで全知全能の偉大な神仏や、あるいは、すべての人々の罪を許す究極の救世主のように伝えられるようになってゆくことが、非常に多かったのです。

 ところが、実際には、そうした、まるで全知全能の偉大な神仏や、究極の救世主のように言われている人であっても、その話の元になっているような人物をよくよく調べてみると、何のことはない現在、みなさんがよく知っているような、ちょっとすごいと言われているようなヨガの指導者や、あるいは、ちょっとしたチャネリングのセッションをやるような、単なるチャネラーのような人物であることが、本当は、ほとんどすべてであったということなのです。

 つまり現在、地球上で偉大な聖者として知られているような人々というのは、元をたどると、多くの人々が日々、熱心に祈り、崇め、救いを求めるような人間離れした偉大な存在なのではなくて、その人の存命中には、せいぜい、ちょっとしたヨガの指導者や、あるいは、せいぜいチャネラーのような自覚しか持っていない人が、ほとんどであったのです。

 こうした歴史の経緯からもある程度、推測できるように、実は、みなさんの予想に反して、「それでは、アセンションするのに何をすればよいんですか」というような質問に対して、即答できるような人というのは、残念ながら、現在の地球には、はっきり言って、ほとんどいないというのが現実なのではないか、ということです。

 

Cecye(セスィエ)

2011年7月6日 9:24 PM, Q&A  / おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 現在のアセンションの状況



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