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知ることと人間性の関係について Part 42

 そうすると、残念ながら、そうした段階における多くの人々の上に立つリーダーというのは、それまでそうした企業や国の組織の中で散々もてはやされていた、いわゆる仕事ができる良い性格の人ではなくて、仕事は非常にものすごくできるけれども、それまでの人間関係をいったんゼロに戻して、いくらでも変えたり、やめたり、新しい人を入れたりすることができるような人物である必要があるわけです。

 ところが、その後、様々な試行錯誤の後に、そうした改革がある程度成功して、再び様々な形で、あちこちで良好な人間関係が築けるようになってくると、場合によっては、そうした仕事は、かなりものすごくできるけれども、あまり良好な人間関係を重視しないようなタイプの人は、そうした組織の中から追い出されてしまうこともあるようなのです。

 また、さらに場合によっては、そうした人物が、自分の立場を失わないようにするために、その時点では、かなり不必要な改革や、実質的にほぼ不可能な無謀な改革を行い続けるようになったり、あるいは、自分の責任を周りの人々に不当に押しつけて、どんどんやめさせたりするような事態になることもあるので、こうした企業や国の改革の運営上のさじ加減というのは、そうしたリーダーとなった人も、また周りの人々も、かなり気を配って判断する必要があるのではないか、ということです(参考)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年11月12日 9:04 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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