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現代の世界の問題点と、理想世界の実現について Part 3

3、世の中には、根っからの悪党や、本心から悪事を働こうとするような人は、意外と少ないものである

 しかし、時には、本当に思いがけないような形で、誰かの間違いや失敗や、何かの偶然や、自然の猛威や、あるいは、本当にどうしようもないような個人や集団の何らかの強い衝動によって、とんでもない不幸や災難が、一人一人の個人だけではなく、一部の地域や国全体や、さらには、人類の社会全体に降りかかってくることがあるかもしれません。

 確かに、その時々のその国の政府や宗教や、また企業や団体や個人の様子を見れば、「この人達は間違っている」、「この人達は手抜きして、怠けている」、「この人達は、とんでもない失敗をした悪い奴らだ」などと、声を強くして、言いたくなることもあるかもしれません。

 ところが、一人一人の人に会って、話してみれば、よくわかるのですが、実際には、世の中には、それほど根っからの悪党や、本心から悪事を働こうとするような人は、意外と少ないものなのです。

 例えば、「お金がなくて、仕方なく、悪事に手を出してしまった」とか、「誰も相談する人がいなかったので、気が付いたら、すっかり追い込まれてしまって、後から考えてみれば、とんでもない犯罪に手を染めてしまった」とか、「その時の自分としては、目上の人や周りの人々の言われた通りに、自分がやるべきことを、一生懸命やっていたつもりだったのだが、結果としては、他の人々に、とんでもない、ひどいことをしてしまった」とか、「自分は、強い衝動を感じて、どうしても我慢できずにやってしまったのだが、気が付いたら、とんでもない大騒ぎになってしまった」とか、「自分は育ちが悪くて、頭が良くないし、脅されたので、言われた通りにするしかなかったのだが、結果としては、大勢の人々を大変、不幸な目に遭わせてしまった」などというような感じで、いつの間にか仕方なく、その人のそれまでの生い立ちや、その時の状況としては、本当にどうしようもない感じで、何らかのことをしたのだが、その結果、後から考えてみると、とんでもない悪事に手を染めてしまった、などというような話が、世間には、意外と多いものなのです。

※ただし、時々、本当に根っからの悪党や、本心から悪事を働こうとするような人もいるので、注意は必要です。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年9月27日 9:03 PM, おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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