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霊界や異次元世界に関する真実の追求について Part 4

③それぞれの人の想像や思い込みが及ぼす、霊的な体験の説明の違いについて

 三つめは、これは、霊的なことについて調査している人々を、多少混乱させているような内容になるのではないか、と思うのですが、霊界や異次元世界の調査をしていると、どうしても、この物質世界と、そうした霊界や異次元世界の波動的な密度が違うために、どんな人であっても、この物質世界のように誰もが、ほぼ100パーセント、同じような客観的な事実を認識するのではなく、それぞれの人個人の想像や思い込みや、その人が深く信仰している宗教や、個人的な体験に基づく表現や、また、その人が属している家族や民族的な表現をしてしまうことが多いようなのです。

 その結果、たとえ、ほぼ同じような霊界や異次元世界の体験をしたとしても、例えば、ある人は、「神々しい光に満ち溢れた天国のような世界をかいま見た」と言い、別のある人は、「広大な空や海が広がっていた」とか、「きれいな花畑や、美しい街並みを見た」と言い、また別のある人は、「自分は雲の上の世界にいて、神様のような存在や、すでに亡くなった人々を大勢見た」と言うなどというように、一見、かなりバラバラの結構違った説明をすることがあるようなのです。

 ですから、こうした場合には、先ほど述べたように、それぞれの人の性格や、それまでの知識や体験や、また、精神的に強く影響を受けている宗教や家族や民族などの背景を、ある程度参考にしながら、それぞれの人が違った体験をしたものとして、上手に分類してゆくか、また、ある程度、霊的な能力や直観のある人なら、「これらは一見、説明は、かなり違うようなのだが、どうも、この人とこの人は、本当は、ほぼ同じような場所にいたのかもしれない」などというように、それぞれの人の説明の奥にある霊的な共通性の方を、重点的に理解してゆく必要があるのではないか、というように思われます。

※もっと身近な話だと、みなさんが睡眠中に見ている夢についての記憶がわかりやすいと思います。要するに睡眠中、夢を見ている際には、自分としては、かなり普通の、非常にリアルな感覚で、そうした夢を見ていることが多いと思うのですが、ところが目が覚めてみると、そうした夢の内容を思い出すことが、かなり困難に感じられるようなことがあったり、また時には、実際の夢の内容を、現実の世界の全然違った内容に、ほぼそっくりそのまま置き換えた形で説明しようとしていることが多いようなのです。ですから、特に霊的な体験の説明に関しては、それぞれの人の想像や思い込みが及ぼす影響が意外と多いので、多少注意が必要になるということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年6月2日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 時間と空間の秘密 / 知恵、正しさ



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