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霊界や異次元世界に関する真実の追求について Part 1

 霊界や異次元世界については、あちこちで、たくさんの人々が、いろいろな体験や意見を述べています。

 そうした話の中には、多くの人々の間で「そうだそうだ」と、わりと素直に簡単に納得できるようなケースもあれば、残念ながら、そうではなく、「こんな胡散臭い話は、とてもではないが信じられない」などというように、バッサリと完全否定されてしまうケースもあるようです。

 そこで今回は、こうした霊界や異次元世界のように多くの人々が、わりと簡単に再確認したり、追体験したりすることが、なかなか難しい世界に関して、いかにして真実を見出してゆけばよいのか、ということについて、幾つかの観点から述べてみたいと思います。

 

1、霊界や異次元世界のような人間や生き物の「意識世界」を調べる際の注意点について

 まず最初に言えることは、霊界にしても、異次元世界にしても、現在、私達が生活している物質世界とはかなり違って(この物質世界と非常によく似た並行世界のような異次元世界は、多少別なのですが・・・)、それぞれの人や生き物の意識のあり方が、そうした人や生き物の周りに投影された「意識世界」であることを、十分に理解しておくことが、とても大切になります。

 つまり、百人が百人、白色は白色、丸の形は丸の形、人の声は人の声、花の香りは花の香りなどというように、ほぼ同じような客観的な事実を体験できる、この物質世界の様子とはかなり違って、そうした霊界や異次元世界というのは、ある人には、白色に見える物が、別のある人には、青色に見えたり、ある人には、丸い形に見える物が、別のある人には、四角い形に見えたり、また、ある人には、人の声に聞こえる物が、別のある人には、機械の音に聞こえたり、それから、ある人には、花の香りに感じられる物が、別のある人には、油の匂いに感じられたりするなどというように、それぞれの人や生き物の意識のあり方が違うと、全く違った体験になってしまうようなところがあるのです。

 ですから、こうした霊界や異次元世界のような意識世界を調べる際には、「この人の体験と、この人の体験は違う。だから、これは真実ではない」などとは、そう簡単に判断せずに、「どうも、この人は、嘘はついていないようなので、本当のことを言っているのかもしれないが、他の人が言っていることはともかくとして、とりあえず、この人は、こんな霊界や異次元世界の体験をしたらしい」などというように、物質世界の真実のように、わりと単純な客観的事実を求めるような態度はとらずに、確かにそれぞれの人が、本当にその人の体験を言っているかどうかは重要ではあるけれども、「これは、Aという人の霊界や異次元世界での体験、それから、これはBという人の霊界や異次元世界での体験」などというように、それぞれの人ごとの個別の霊界や異次元世界での体験を、ある程度しっかり調べて、その上で、ある程度の人数の人々に共通する霊界や異次元世界の様子を分類して整理してみたり、また、そうした内容から、何らかの法則的な内容を見出してゆくような態度が、とても重要になるのではないか、と思われます。

※それぞれの人が、個人的に霊界や異次元世界の体験や意見を述べるのは、別に全く問題ないと思うのですが、ここで述べているのは、もう少し学問的な形で、真実を追求する場合の話になります。

※ただし、時々、本当のことではない嘘の作り話を、堂々と述べている人がいたり、また単なる想像上の話や、あまり正しいとは言えない幻覚的な体験を述べている人がいることもあるので、そうした場合には、本当の霊界や異次元世界の体験や意見とは、別のものとして扱う必要があるのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年5月30日 9:03 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 知恵、正しさ



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