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光について Part 14

11、霊的に見た神仏と光の関係について

 次には、霊的に見た神仏と光の関係について、述べてみたいと思います。

 いにしえの時代から、「天空や地中から光り輝く神仏や天使や菩薩が現れてきた」とか、「悟りを開いた仏陀の周りには、柔らかな光が放たれていた」とか、「天使は、神への愛で燃えるように光り輝いて見えた」とか、「聖人の頭や体の周りには、輪のような光の輝きが見えた」などというような宗教的な描写が、世界中のあちこちで見られるので、そうした意味では、霊的に見た場合、神仏と光とは、切っても切れないような密接な関係があるように思われます。

 ただし、その反面、「そうした光を放つ霊的な存在や人間や生き物のようなものを本当の神仏だと思って、うっかり単純に奉ってしまったら、本当は偽神仏のような存在だったので、すっかりひどい目に遭ってしまった」とか、「昔の人達には、まるで本物の神仏のように思われたようなのだが、現代人の目から見ると、それは、ただの明るい光を放つUFOや飛行機のような存在だったように思われる」とか、「真っ黒な出で立ちの霊的な存在が現れたが、非常に知恵のある愛情深い存在だったので、本当は、かなり本源に近い正当な神仏だったらしい」などというような話もかなり多いようなので、結構この世的には、そうした神仏と光の関係というのは、かなり混乱しているように見受けられます。

 さて、それでは、霊的に見た場合、神仏と光には、いったい、どのような関係があるのか、というと、大まかに言うと、次のような五つのことが言えます。

 一つめは、これは最初にも述べましたが、天界(高次元世界)でも、かなり高い世界に行くと、それほど高くない霊界の感覚とはかなり違って、一人一人の神仏のような存在達が光り輝いているというような感覚はかなり減ってきて、確かによく見れば、一人一人の神仏のような存在達の周りには、うっすらと明るい光の輪のようなものが見えないでもないのだが、それよりかは、そうした神仏のような存在達自身が、一種の太陽のような存在になっていて、そうした霊界全体を明るく照らしているというような状況になっていることが、とても多いように思われます。

 ですから、そうした目で見ると、確かに神仏のような存在達は光り輝いているように見えるが、天界でも、かなり高い世界に行くと、そうした神仏自身が光り輝いているというよりかは、そうした神仏のような存在達によって、そうした天界全体が明るく照らされているというような状況になっているように思われます。

※これは、霊界の神秘であるとしか全く言いようがないのですが、かなり高い高次元の世界に行くと、本当は一つの霊的存在が、より低い次元世界では様々な理由により、たくさんの全く別の姿形の、全く別の個性の神仏や天使や菩薩のような存在として活動していることが、霊界では、よくあります。

 二つめは、それでは、単純に神仏は光そのものなのか、ということなのですが、これは説明するのがとても難しいのですが、そうした神仏のような存在であっても、基本的に一人一人は、意識を持った霊的存在なので、確かに光そのもののように感じられることも多いが、それよりかは、常に多くの人々や生き物達を見守り、導き続けているような、そうした愛や慈悲の存在であるといった方が、彼らの本質をよりよく表しているように思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年11月26日 9:07 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳



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