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仕事の心得 Part 8

26、どんな人でも、時には、大きなミスや失敗をするものであるが、そうした時こそ、自分が、その仕事のプロとして、最も試されている時であると知らなくてはならない。まずは冷静に正しい状況を見定めた上で、その時点において、最善の上にも最善の判断と行動を心掛けること、また、そうしたミスや失敗の中で、最も絶対に回避しなくてはならない最悪の事態とは何なのか、いったい誰に指示を受け、誰に指示を出し、最も優先して取り組まなくてはならないことは何なのか、それから、そうしたミスや失敗の過程から、自分や組織としては、いったいどのような教訓を学び、以後のより良い仕事につなげるべきなのか、ということをしっかり考えて、最善の上にも最善の判断と行動をしなくてはいけない。

 

27、プロの仕事として大切なのは、実績と信頼である。どんなに優秀な人であっても、その仕事について数年の間は、いろいろな新たな体験の積み重ねで、どうしても様々な不安や失敗と隣り合わせの状況になりやすいものである。最初は、上司や先輩について謙虚に学び、小さな失敗を怖れずに、積極的にいろいろなことにトライしてゆくべきである。その中で、うまく行ったことは素直に成功と認め、また、うまく行かなかったことは、しっかり改善点を学んで、次回以降の成功に変えてゆかなくてはならない。そのようにして、日々、確実に小さな成功を積み重ねてゆけば、それが、いつしか他の人々からの確かな信頼につながり、自分自身の大きな成功につながってゆくものである。

 

28、できれば、一つの仕事に深く精通するだけでなく、それ以外の幾つかの仕事にも、ある程度は深く精通してゆけるようになった方がよい。それというのは、仕事というのは、単に一人の作業だけではできておらず、それに関連した大勢の人々のチームワークによって、成り立っていることが多いからだ。だから、できれば一つの専門職だけでなく、それに関連した幾つもの仕事にも、ある程度は精通しているようになった方が、長い目で見ると、より良い仕事の成果につながってゆきやすいところがあるものだ。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年9月19日 9:05 PM, 成功論、繁栄論



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