少し前に天国の歴史について書いたのですが、今回から、それでは、昔から宗教や神話で説明されている「地獄」という世界は、いったい何なのか、ということについて述べてみたいと思います。
※この文章は、１月頃書いたものなのですが、受験シーズンでは悪いし、オリンピックの時期も悪いだろうと延期しているうちに、３月になってしまいました。
１、次元下降する以前の宇宙には、「地獄」という概念自体がなかった
まず第一には、これは、これまで何度も述べてきているので、前からお読みの方には、すぐに分かる話になると思うのですが、そもそも、この宇宙が次元下降する以前の五次元以上の世界は、昔から地球人が考えていたような至福の天国の生活が、ずっと続いてゆくような世界だったので、当然のことですが、そうした世界には、「地獄」という概念自体が存在していなかったということです。
２、地獄の起源について
第二には、これは、多少ややこしい概念の説明になるのですが、昔から宗教の世界では、天国だけでなく、幽界や地獄についても、かなり細かく説明されていたようなところがあったのですが、ところが、ここ百年ぐらいの間に特にスピリチュアリズムの世界などで、もう少し科学的な態度で死後の世界、つまり霊界についての調査を進めてゆくと、意外なことに昔から宗教で説かれている地獄の世界の説明にかなり大きな間違いがあることや、また、そうした宗教の教えに基づく多くの人々の強い信仰心や恐怖心の投影によって、かえって死後の世界にある意味、人工的に作られていた地獄の世界の存在が分かって、一部のスピリチュアルな人々の間では、かなり問題視されるようになっていったわけです（参考１、参考２、参考３）。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2014年3月20日 9:02 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳
