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天国の歴史について Part 3

3、霊的に見た天国の位置について

 さて、それでは、この地上の世界に近い天国は、霊界のどの辺りにあったのか、ということなのですが、これが現在の霊界の様子と比べると、当時は状況が違うので、かなり説明が難しいのですが、大まかに言うと、こんな感じでした。

 霊的に見ると少し昔の時代の地球は、丸い惑星のような感じではなく、宇宙の代表的な人々や生き物達が集まる、たくさんの国々や民族の集合体のように見えたのですが、そうしたそれぞれの国々や民族の上の辺りに、わりと霊的に澄んだ人々が集まる天国的な世界があり、それから、そうした地上の世界に霊的に重なるようにして、いわゆる不成仏霊や、死んだことにすら気付かない霊がたくさんいるような幽界が広がっており、そして、さらにその下の方に、かなりごちゃごちゃした真っ暗な澱みのような地獄の世界があるような状況でした。

 ですから、このような形であると、いつまで経っても、なかなか全体としての統合も混乱の収拾もできない感じであったので、そうした国々や民族の集合体の上の辺りに、かなり大規模に整理され、しかも厳重に安全も確保された霊的な休憩場のような所を作り、そこを一種の源、もしくは中継地点にして、それぞれの人や生き物の希望に応じて、さまざまな国や地域に生まれ変わるというような霊的な体制に変化させていったのです。

※ただし、その後も宗教や国や地方ごとの大まかな霊的なエリアのようなものは、ずっと存在していました。

 当然、そうした広大な霊的な領域を確保するには、かなり大きな霊的な大勢力が必要だったのですが、そうした霊界の変化が反映されて、やがて地上の世界にも世界各地に、かなり広大な大国家や大帝国が生まれていったように思われます。

 ですから、そうした時代の霊界の天国というのは、どちらかというと古代の「天空神」や「天帝」のイメージの通りで、かなり強力な一つの神による天界の統治が行われていて、そこを拠点にして地上の世界や、地上の世界に近い「幽界」と呼ばれる死後の世界で迷いの状態に陥っている、たくさんの魂達の救済を行っていったということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年1月8日 9:08 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳



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