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常に感謝の心を忘れない Part 15

6、愛と感謝の心で生きる

 さて、第六には、それでは、愛と感謝の心で生きるには、いったいどのようにしてゆけばよいのか、ということについて、七つの点から述べてみたいと思います。

 

①日々の感謝の習慣を持つ

 まず一つめは、できれば、毎日、朝や就寝前や、食事の前後などに、何らかの短い祈りや感謝の言葉を述べるような習慣を作って、毎日、自然の恵みを受けて、豊かに幸せに暮らしてゆけることへの感謝や、神仏への感謝や、両親や家族や、身の回りの人々や生き物達への感謝や、食物や、身の回りの存在への感謝の心を持つことが、とても大切になります。

 

②日々の愛の発見、豊かさや恵みの気づきの機会を持つ

 二つめは、できれば、時折、何らかの形で、自分が、いかに愛され、さまざまな豊かさや恵みを与えられ、生かされているか、ということを心の底から、しみじみと実感できるような愛の発見、もしくは、そうした恵みや豊かさの発見や気づきの機会を持つことが、とても大切になります。

 特に現代人は、文明生活の中で、大自然の中では、単なる一生命にすぎない、本来の人間としての感覚を忘れがちなので、時折、豊かな都市生活からは少し離れて、少し一昔前の生活に近いような、できるだけ自然に近い生活を送ってみることも大事なのかもしれません。

 できれば、子供時代にボーイスカウトやガールスカウトのような形で、時折、山や森や海や川のような豊かな自然の中で、いろいろな生き物の姿や生命の息吹を生で感じながら、緑の木立や草花の中を自由に走り回ったり、泥をこね回して、無邪気に裸で遊び回ったり、家族や友達と大きな声で歌ったり、踊ったり、騒ぎ回ったり、あるいは、好きなだけ、ゆっくりくつろいで、休んだりするような自然体験をしておくと、とても良いのかもしれません。

 それというのは、現代人のように生まれてから死ぬまで、ずっと長い間、都市生活を送っていると、いつの間にか不平不満や、我がまま勝手な物の見方に流されて、これだけ物質的にも精神的にも、豊かで素晴らしい世界に生かされているのに、それを、まるで不幸の極地のように考えて、周りの人々の優しさや心遣いをよそに、ずっと自分一人だけの世界に閉じこもってしまうような、非常に不幸な人生を送らざるを得なくなるような人も出てきてしまうことがあるからです。

 ですから、時折、現在の自分が、いったいどれほど恵まれ、また、愛され、生かされているのか、というような愛や豊かさや恵みの再確認の機会を持つことは、とても大切なのではないか、ということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2013年11月12日 9:01 PM, 宗教、道徳 / 愛について



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