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心の働きについて Part 9

③知的なアプローチでは、なかなか解決の糸口が見いだせないタイプの問題に関しては、とにかく、片っ端からやれることを行動してゆくことや、霊的なインスピレーションを得ることで、うまく解決できることもある

 第三には、これは、ちょっとあまり聞かないかもしれないのですが、実は、今あげた精神統一や瞑想ではなく、また、知的な客観視による解決のプロセスでもない、もう一つ別のアプローチがあるのですが、それが、先ほどの直感や悟性による第三のアプローチになります。

 これは、若干難しいところがあるのですが、それというのは、この霊的な直感や悟性による解決というのが、人によっては、とてつもなく難しいところがあるからなのです。

 それでは、そうした直感や悟性に基づく方法としては、いったいどのようなものがあげられるのかというと、だいたい、次のような二つの方法があげられます。

 一つめは、これは世間では、霊的な手法とは、全く考えられていないのですが、先ほど述べたような瞑想的な手法でも、知的なアプローチでも、うまく解決できないような問題があった場合には、とにもかくにも自分が思いついた順番で構わないので、何かピンと来る本や情報があったら、片っ端から調べてみたり、また、片っ端から会える人に会って、話をしてみたり、それから、とりあえず、お試し程度で構わないので、やれるものは、片っ端から実際にやってみたり、行ける所は、片っ端から実際に行ってみるような行動をとってみることです。

 世間の成功談を聞くと、じっと考え続けていて成功したというような人というのは、意外と少なくて、実際には、何らかのピンチに陥ってしまったために、よくは分からなかったけれども、とにかく片っ端から、いろいろな行動をしているうちに、どこかで突破口が開けて、それが機縁で成功した、というような話が多いのも当然で、人間の人生では、とにかく、実際に行動してみないと、よく分からないようなことが、非常に多いものなのです。

 第二には、これは、まさしく霊的な交流による方法になるのですが、要するにある程度、自分で仕入れられるだけの知識や情報を仕入れてみたが、それ以上は、なかなか正しい判断が下せないと思われた場合には、少し静かな時間をとって、自分の高次元の意識や神仏の意識に合わせて、霊的な観点から見て、最も正しい判断をしてみよう、というような試みになります。

 ただし、この場合、多少問題点があって、それというのは、巷の占いとほとんど同じで、こうした霊的な啓示や直感に基づく判断や行動というのは、それ以前にある程度、いろいろな試行錯誤を経て、それなりの知識や経験がある状況であるとか、あるいは、そもそも自分自身の中に、ある程度、はっきりとした形で、「自分としては、これだけはやりたくない」、とか、「できれば、自分としては、こういうことがやってみたい」、というような強い意思がある場合に(何らかの行動の結果、後から覆されることも、よくあるとは思いますが・・・)、そうした判断を後押しするような役割しか果たせないようなところがあるので、はっきり言って、完全に白紙のゼロの状態から、何でもかんでも霊的な啓示や直感で決めようと思っても、当然のことながら、なかなかうまく行かないようなところがあるのです。

 このように人間の心のあり方を、より良く正してゆくためには、時折、自ら自身の心を鎮めて、深く瞑想することも、とても大切なのですが、ところが、そうした瞑想だけでは、なかなか、この世的に優れた人物にはなってゆけないようなところもあるので、これは、あまり霊的な内容とは考えられていないのですが、時には、知的な解決のためのアプローチをとったり、また思いついた順に、次々と手当たり次第に行動し続けてゆくような行動的なアプローチも必要になってくることがあるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2013年10月8日 9:07 PM, 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ



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