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カップルも子供達も家族も、最も幸せに過ごすための子育ての知恵について Part 6

5、子供を愛情溢れる幸福な人間に育てたいなら、まずは親自身が愛情溢れる幸福な人間になる必要がある

 第四には、これはあまり考えたことのある人は少ない話なのかもしれないのですが、実は夫婦が中心になって、子育てをする上で最も難しいというか、最も微妙なバランス感覚が必要なのが、子供自身のことではなくて、そうした子供を育てる側の夫婦、もしくは男女の間の愛情関係の持続であるのです。

 これは、「そうそう、それが一番の問題なんです」という人もいれば、「誠実な自分達に限って、そんなことは全く考えられない」というような人も両方いるような話になってくると思うのですが、要するに現在の地球であると、ただでさえ二人の男女の間の愛情関係の持続ですら結構難しいところがあるのに、そこにもう一人、二人と子供も交えた際の夫婦の愛情関係の持続となると、外面的な体裁を除いた実際の精神的な内面の話となると結構難しいところがあったりするものなのです。

 それでは、これに関しては、いったいどのようなことが言えるのかというと、細かな話は、また別の機会に譲りたいのですが、大まかに言うとだいたい次のような二つのことが言えます。

 

①夫婦(男女)が、いつも仲良く愛情溢れる誠実な人間関係を築けてこそ、子供も精神的に安定した穏やかな愛情溢れる人間に育つのである

 まずは、これはかなり昔から欧米ではすでにクリアーされた問題であるように思われるのですが、まだ東洋では結構根強く残っている男女の間の愛情関係の問題になるのですが、それは何なのかというと、たとえ結婚した男女であっても、「結婚したら、そんなにイチャイチャしていてはいけない」とか、「子供が生まれたら、あまり熱々(アツアツ)の関係であってはいけない」というような多くの人々があまり口には出さない、ある種の不文律のようなものがあるのではないかということなのです。

 つまり結婚する前はかなり熱々だった男女であっても、なぜか結婚した後は少し冷めた感じで過ごさなくてはならなくなるとか、特に子供が生まれたら、子供の前では絶対にイチャイチャしてはいけないというような、ある種の不文律のようなものがあるのではないかということなのです。

 これは前から述べてきたような闇の勢力による一種のマインドコントロールに端を発していると思われるような自然に考えると、ちょっと異常な感覚の一種なのではないかと私は思うのですが(よくよく心の奥をたぐってゆくと正体不明の恐怖心があるので・・・)、それはともかくとして、私がとにかく大切であると思うのは、子供が精神的に安定した愛情溢れる人間に育つためには、両親の子供への信頼と愛情がとても大切であるということです。

 そして、そうした両親の子供への信頼と愛情が常に安定し続けるために大切なのが、今述べたようなそうした子供の両親である夫婦が、どれだけお互いに愛し合い、助け合い、仲良く過ごしているかというような夫婦の間の愛情関係であるということなのです(シングル・マザーの方の場合にも、やはり愛情溢れる精神状態であり続けることはとても大切です)。

 ですから良い子供を育てたいと思ったら、確かに早期教育や良い学校教育や、また場合によっては、塾通いや習い事も非常に大切になるのでしょうが、それ以上に大切なのは、とにかくその子供の両親である夫婦や男女が、いつも仲が良く、お互いに愛し合い、助け合い、いたわり合うような良い関係が築けていることであるので、これにはとても注意が必要であるということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年11月30日 9:03 PM, 結婚、家庭



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