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軍事というのは、その国に関係している周辺国の軍事力との相対的なバランス関係によって、半自動的に決まってしまうようなところがあるので、民主主義国の市民としては注意が必要である

軍事は、その国に関係している周辺国の軍事力との相対的なバランス関係によって決まるようなところがあるので、民主主義国の政治家や国民としては、そうした軍事的な物の見方に関してもある程度、しっかりと知っておく必要がある

 これは現在のような平和ボケしている多くの日本人にはよく分かりづらい話になると思われるのですが、基本的に軍事というのは、その国の軍事力と、その国に関係している周辺の国々の軍事力との相対的なバランス関係によって、ある程度、半自動的に決まってしまうようなところがあるのです。

 ですから例えば、ある国は軍事的にとても貧弱な上に、その国をあまりしっかり守る意思がないというような状況のところに、隣のある国はとても軍事大国で、その上、何か隙でもあれば、どこでも侵略する意思があるというような状況の場合には、かなりの確率でそのある国は、隣のある国から侵略される可能性が高いのですが、この場合にはその国の政治家が、そうした周辺国との軍事的なバランス関係を冷静によく見定めた上で、自分の国の防衛力を補うために自分の国に侵略の意思がなく、また何かあれば、自分の国をしっかり守ってくれるような意思のある信頼のできそうな、どこかの軍事大国の傘下に入って、安全保障条約を結んで軍事的な保護を求めるだけでなく、その国のレベル相応のそれなりの軍事的な貢献をするような国家政策をとることが必要になります。

 ところが、そうした軍事的な国家政策について、しっかり考えられるような政治家や国民がいないと、何かの拍子に突然、軍事的な脅威に直面して、国家がとても不安定な状況になったり、また場合によっては、突然の軍事的な侵略を受けて、結果として戦争に巻き込まれることもあるので、こうした軍事的な見方については、たとえ小国であっても、ある程度、冷静に自国の状況を見定めて、しっかり考えておく必要があるということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年9月12日 9:06 PM, 政治 / 軍事



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