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「認識即存在」の世界観を悪用すると、この世界全体を破滅させるような悪魔の陰謀を行うことも可能であった

 今回も、前回に引き続き、前に書いた文章からの抜粋になります(途中からで、分かりづらい方は、もう少し前の所から、お読みになることを勧めます)。

 

「認識即存在」の世界観を悪用すると、この世界全体を破滅させるような悪魔の陰謀を行うことも可能であった

 ここでは、こうした「認識即存在」というような認識的存在論の概念に関する可能性と危険性に関して、さらに深く踏み込んで考え直してみたいと思うのですが、要は、こうした「認識は、即、存在である」というような世界観に立つと、大体、次のような四つのことが言えるのではないか、ということなのです。

 まず第一には、こうした「認識が、即、存在である」というような概念に立つと、もともとは、全く存在しないはずの存在であったとしても、どこかの誰かが、「それが存在するはずである」、と深く信じ込んだり、あるいは、何らかの仮定に基づいて、自分自身の意思として、何らかの新しい認識、つまり、何らかの感情や意志を持つことによって、それが良いものか、悪いものか、というような、そのものの良し悪しとは、全く関係なく、何らかの新たな存在が発生する、ということが、現実に、いくらでもあり得る、ということです。

 第二には、そうすると、そうした、この宇宙における認識的存在論の概念に基づいて、もし、何らかの社会的な秩序や調和を付けようとした場合には、ある一定の範囲内での認識の制限、つまり、そうした社会における成員全員の感情や意志の制限というものが、どうしても必要不可欠になってくるはずなのですが、ところが、ここで問題になってくるのは、そのような形でもって、たとえ、どこかの社会において、何らかの一定の範囲内での認識の制限ということに成功して、ある程度、そこの社会の成員全員が、非常に幸福である、と感じられるような社会の秩序や調和が保たれるようになったとしても、そうした社会以外のすべての宇宙の領域において、それと同じような認識の制限というものが、完全に行われているわけでは、決してないので、その結果、時には、そうした自分達の社会としては、全く思いもよらないような他の生命、もしくは、他の存在によって、何らかの危害を被る可能性が、絶対にないとは限らない、ということです。

 それから、第三には、こうした認識の制限ということには、それ自体の中に、非常に危険な要素が含まれているのですが、それというのは、そうした認識の制限というのが、何らかの悪質な意図の下で行われた場合には、いわゆる、独裁国家や邪宗教における洗脳やマインドコントロールとほとんど同じように、大勢の人々や生命達が、この宇宙の創造主が、最初に意図したような、本来、ほとんど無限に近い知性や能力を備えた光の子としての立場とは、全く異なるような、非常に無知で無能な状況に、不当に貶められるのみならず、その上、あれもこれも完全に限定だらけの、まるで牢獄のような非常に小さな世界の中に、半永久的に閉じ込められたまま、そこから、一切出てこれなくされてしまうような危険性が、現実にありえた、ということです。

 そして、第四には、これも、非常に危険なことであるのですが、こうした「認識即存在」というような概念を使えば、生命や存在ばかりでなく、そうした生命や存在の活動している外的世界、すなわち、そうした生命や存在のプレイグラウンドに当たるような周りの世界や周りの世界の状況というものに関しても、いくらでも、新たに自由に作り変えることができた、つまり、いくらでも無限に、いろいろな新たな世界や、いろいろな新たな世界のあり様というものに作り変えることが可能であった、ということを、これは、意味しているのですが、それは、言葉を変えると、この宇宙を最初に創造した創造主の意図とは、全く正反対の価値観や世界観に基づいた、新たな世界や新たな世界のあり様というものにも、やりようによっては、いくらでも自由に変更でき、その上、そうした世界の運営の責任(混乱の責任?)というものを、この宇宙の創造主に対して、いくらでも無責任に押し付け回るようなことすら、やろうと思えば、現実に、いくらでもできた、ということであるのです。

 このように、「認識即存在」というような概念の世界というのは、考えようによっては、ある意味で、非常に危険な要素が含まれている、ということが言えるのですが、実は、こうした「認識即存在」の概念の世界の中で、とりわけ特に最も危険である、と考えられていたのが、前に述べたような暗黒の感情の問題、つまり、多くの人々や生命達が、いつの間にか、根深く持つようになりがちだった、恐怖心の感情と、それから、もう一つは、怒り、もしくは、憎悪の感情の、二つの感情の問題であった、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年6月26日 9:06 PM, アセンション・シリーズ 4



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