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政治の混乱の根本的な原因は、何のことはない、学校時代における、多くの人々へのしつけと刷り込みにある Part 5

多くの人々への学校時代のしつけと刷り込みが、そっくりそのまま、現在の国家のあり方や、政治情勢に反映されてしまっているので、現在のままの教育行政を続ける限り、この後、日本全体が衰退して、どうしようもなくなるまで、現在のような政治の混乱は、ずっと続いてゆく可能性が高い

 つまり、もう一度、まとめると、次のようになります。

1、「教師もクラスも学校も、自分の好きなようには、絶対に変えられない」、というような、学校運営による、多くの人々へのしつけと刷り込みは、「いくら、自分達が、何か行動したとしても、国家も、政治も、政治家も、役人も、全然、変わるはずがない」、というような、自分達を取り囲む世界のイメージの縮図になっている、ということ、つまり、かなり強力な先入概念、というか、多くの人々の思考制限、というか、行動制限の根っこになっている、ということです。

2、「教師の指示や命令には、絶対に従わなくてはならない」、というような、学校運営による、多くの人々へのしつけと刷り込みは、「自分達国民の意見とは、一切、関係なく、政治家が、勝手に、いろいろなことを決めたり、行動したりするのは、全く当たり前」、というような、自分達を取り囲む世界のイメージの縮図になっている、ということです。

3、「教師は、学生のことを、一方的に評価して、成績をつけることができるが、学生の側は、教師に、一切、何の評価も成績も付けることができない」、というような、学校運営による、多くの人々へのしつけと刷り込みは、「政治家が、いろいろ勝手なことをやるのは、当たり前だが、そうした政治家を、普通の人々が、あれこれ評価したり、成績をつけたり、いろいろ政治に口出しすることは、全くできないのが、当たり前である」、というような世界のイメージの縮図になっている、ということです。

4、「どんな教師やクラスや学校に決まっても、一度、決まった教師やクラスや学校は、どんなに文句や希望を言っても、誰も、一切、変えられない」、というような、学校運営による、多くの人々へのしつけと刷り込みは、「一度、決まった政治家が、何をやろうが、国民は、それを黙って、そのまま受け入れなくてはならないし、また、たとえ、何か文句を言ったところで、どうせ、誰にも絶対に変えられるはずがない」、というような世界のイメージの縮図になっている、ということです。

5、「どんなに優秀なリーダーを選んで、何かをやらせても、絶対に学校自体は、全く変わらない」、というような、学校運営による、多くの人々へのしつけと刷り込みは、「政治家に、誰を選ぼうが、結局、国家も政治も、全く変わらないのが、当たり前」、というような世界のイメージの縮図になっている、ということです。

6、「たとえ、自分が、やりたいことがあっても、我慢する」、とか、「たとえ、自分が、できることでも、やらない」、とか、「自分が、できないことでも、できるだけ、無理して、付き合うのが、当たり前」、というような、学校運営による、多くの人々へのしつけと刷り込みは、「とにかく、自分を無にして、現在の国の秩序や、やり方を、できるだけ、そのまま維持しなくてはいけない」、とか、「できるだけ、目上の人や周りの人の言う通りに、自分を押さえて、やりたいことがあっても、我慢し、やりたくないことであっても、無理して、やるのが、当たり前のことなのだ」、というような世界のイメージの縮図になっている、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年6月13日 9:22 PM, コラム / 政治 / 教育



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