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霊界の真相 Part 23

③たいていの宗教では、信者の求心力を強めるために、そこの教祖や中興の祖や、現在の幹部の人達の偉大さや業績をかなり誇張して、喧伝することが多い

 第三には、これも宗教の歴史では、よくあることなのですが、そうした宗教団体に対する信者の求心力を強めるためには、そこの教団の教祖であるとか、代表的な中興の祖であるとか、現在の幹部のような人達というのも、これも、やはり偉ければ偉いほどいいとか、凄ければ凄いほどいいということになってくるので、そうした人達に関する話というのは、これもだんだん、ものすごくエスカレートしてゆきやすかったということです。

 

④たいてい、どの宗教でも、どこかの段階で超簡単な悟りや救済の方法や、超簡単な現世利益の方法を説いて、新たな宗教サービスの展開を始めることが多い

 第四には、これは、ほぼどの宗教もたどった道であったのですが、こうした宗教が発展してゆくうちに、そのうち、「そんな難しい話は聞きたくないから、もっと単刀直入に要点だけ書いてあるものはないのか」とか、「その大変な信仰や修行は、ちょっと普通の凡人には無理だから、何かもう簡単に手っ取り早く、うまく信仰や修行が済ませられるような、うまい方法はないのか」というようなニーズが必ず出てくるものであるのですが、たいていの宗教というのは、こうした多くの人々のニーズに応じて、あろうことか、そうした宗教の神仏や教祖の教えを、わりと簡単にコロッと歪めて、新しい宗教サービスの展開を始めてゆくことが非常に多かったということなのです。

 代表的な例としては、二つあるのですが、まず第一には、「誰でも、この超簡単な方法で救われる」というような、ものすごく簡単な救われ方を説いて、多くの人々を導こうとするようなケースと、それから第二には、これは、よく「現世利益(げんせりやく)」などと言われているのですが、「このお守りを買えば、神様が守ってくれるので、誰でも簡単に健康になり、豊かになれる」などというような、ものすごく簡単な現世利益の方法を説いて、多くの人々を、その教団につなぎ止めようとするようなケースがよくあります。

 しかしながら、これは、はっきり言って申し訳ないのですが、私は、そうした宗教の元々の出自というか、ルーツを調べてみる限り、おそらく、これらは、ほとんど宗教というよりは、単なる宗教営業、もしくは、単なる宗教商売に過ぎないのではないか、というように率直に考えております。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年1月20日 9:24 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 社会、文化



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