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本当は生まれ変わりの順序は、時間の前後関係には全く縛られていない

 今回は、物質世界の時間の概念についての説明の7回目になります。

 

 これは昔からある程度、高度な霊的な認識を持っていたような人は、ほとんど全員、よく知っていたにも関わらず、その時代の人々に話しても、多分、ほとんど理解不能だし、また実際に話したとしても、ほとんど何の良い教育効果も良い結果ももたらさないだろうということで、みんな一律に知ってはいても、ほぼ絶対に話さなかったような内容の一つなのですが、実は、巷の生まれ変わりの話とは違って、人間や生物の生まれ変わりというのは、昔から過去、現在、未来というような、この物質世界の時間の流れとはほとんど関係なく、過去のある時代に生まれ変わったと思ったら、次は、それより後の現代ではなく、未来のある時代に生まれ変わったり、それから現代に生まれ変わったと思ったら、その次には、現代より前の過去のある時代に生まれ変わるなどというように、どの人やどの生物を調べてみたとしても、ほとんど何の時間的な制約も受けていない、というような霊的な事実があったということなのです。

 ところが、それほど霊的に高い認識が持てずに、この物質世界の認識をかなり強く引きずったままの人が、瞑想や催眠状態などで、こうした生まれ変わりの状況をなるべく客観的に把握しようとすると、どうしても肉体的な頭脳の感覚が邪魔をして、過去、現在、未来といった時間的な前後の因果関係を理性的に、というか、もっとはっきり言うと、かなり強引に導き出そうとするような傾向があるので、それゆえ、そうした多くの人々の知性的なフィルターを通した理解の仕方や、また、そうした多くの人々への宗教的な教育効果を考えた結果、たいていの場合は、そうした霊的な生まれ変わりの原則を発見した、ほとんどの聖者のような人達は、ほぼ一律に「そんなこと言っても、たいていの人は、余計にこんがらがって、訳が分からなくなるだけなので、そんなことよりかは、とりあえず、この世界には、原因と結果の法則がしっかり働いているから、あまり他の人達に迷惑をかけずに、できるだけ他の人達に良いことをしてあげなさい」などというように彼らの教えを単純に要約して、この宇宙には、過去、現在、未来を通した霊的な原因と結果の法則がしっかり働いているので、それに沿って、最善の人生を送ることを勧めることに専念するようなケースの方が非常に多かったということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2010年9月18日 9:47 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 時間と空間の秘密



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