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アセンション後の世界の時間の概念—高次元宇宙の平均的な時間感覚について

 今回は、アセンション後の世界の時間の概念、つまり、高次元宇宙の平均的な時間の感覚について、お話してゆきたいと思います。

 これは、他のアセンション系の書物でも、よく触れられているような内容であるのですが、ただ、現在の地球人にとっては、非常に分かりづらい内容になっているので、ここで、あらためて、簡単に説明しておきたいと思います。

 

高次元宇宙は、地球で言う「時間」の概念が、全くない世界である

 まず最初に、高次元宇宙というのは、地球で言うような「時間」の概念というのが、基本的に、一切、ない世界である、ということです。

 そう言われても、ほとんどの人にとっては、そうした時間の概念の全くない世界なんて、全く想像できない、ということになってくると思うので、ここでは、そうした時間の概念の全くない世界とは、一体どのような世界なのか、ということについて、四つの点から、簡単に、お話してみたいと思います。

 

高次元世界は、時間と場所の感覚の違いが、ほとんどない世界である

 まず第一に、高次元宇宙における時間の概念というのは、地球人の感覚で言うと、まるで、アメリカのニューヨークとか、イギリスのロンドンなどというように、ほぼ地理的な場所の感覚しか持っていないことが多い、ということです。

 ですから、そうした高次元世界の住人にとっては、自分の関心が向いたり、あるいは、何らかの機会や乗り物などにさえ恵まれれば、基本的に、いつでも、そうした自分の好きな場所、つまり、自分の行きたい時間の場所に行ける、というのは、ほぼ当たり前の常識のような感覚として持っている、ということです。

 

高次元世界は、自分の好きな体験を、好きなだけできる一種の理想世界になっている

 第二には、これも、地球人の感覚としては、何だか、よく分かりづらい内容になるのではないか、と私は思うのですが、私達の感覚として、自分の行きたい場所を選んだり、止めたりできるのが、ほぼ当たり前の常識であると感じるのと、ほぼ同じような感覚でもって、そうした高次元世界の住人は、自分の体験したい内容を、それが、地球人の言う過去の体験であれ、未来の体験であれ、自分自身の裁量でもって、かなり自由自在に選ぶことができる、ということです。

 これは、地球人の考えている、ほぼ完全な形の自由の実現、つまり、自分の好きなことを、好きなだけ、いつまでも体験し続けることができる、とか、あるいは、その反対に、自分の嫌なことは、それが、たとえ、どんなことであっても、いくらでも自由に避け続けることができる、というような、ほぼ完全な形の自由が実現している世界である、ということを意味しているのですが、それは、一体なぜなのか、というと、これは、地球であると、霊的世界の説明などにおいて、よく述べられているような内容になるのですが、実は、そうした高次元世界というのは、基本的に、何の肉体的な努力もなしに、自分が想像したり、考えたりしている内容が、ほぼ100%、すべてそのまま実現してゆくような、非常に不思議な世界の仕組みになっているからなのです。

 

高次元世界は、自分や他人の過去の影響から完全に切り離された、完全自己実現世界になっている

 第三には、これも、地球人の感覚としては、なかなか分かりづらいのですが、今述べたような理由で、高次元世界というのは、私達のいる物質世界のような、過去の原因があって、未来の結果が、次々と成立してゆく、というような因果律というのが、基本的に全く働いていない世界になっているので(もちろん、それぞれの人間や生命の持っている性質や記憶の影響というのは、あるのですが)、それゆえ、そうした高次元世界においては、過去の自分の行動の結果や、過去の別の誰かの行動の結果、現在の自分の自由意志とは、全く異なるような、不本意な現実の体験、つまり、自分の嫌な不幸な体験をさせられるということが、基本的に、一切、ない世界になっている、ということです。

 これを、地球人の感覚で、もっと分かりやすく言うと、たとえ、過去の自分が、いつどこで、何をしていたとしても、現在の自分の意思の持ち方によって、そうした過去の影響を、一切、受けないで済む、とか、あるいは、たとえ、いつどこで、誰が、何をしようが、現在の自分の意思の持ち方によって、自分の人生は、一切、何の影響も受けないで済む、というような、一種の完全自己実現世界になっている、ということなのです。

 

高次元世界では、銀河系や恒星系のような場所ごとに、全く異なる時空間のブロックになっている

 第四には、これも、地球人の感覚としては、かなり分かりづらいのではないか、と私は思うのですが、地球人の持っているような時間の概念、つまり、地球や宇宙全体が、まるで、一塊の時空間のブロックのようになっていて、同じ時間の流れの中を進んでいる、というような時間の概念ではなく、そうではなく、この銀河系や恒星系は、この時空間のブロック、それから、この銀河系や恒星系の中でも、この惑星系や、この惑星の中のこの地域は、この時間のブロックになっている、などというように、結構、細かく、いろいろな時空間のブロックが、そこに住んでいる人達や生物達の都合や好みによって、非常に複雑に分かれていて、あっちこっちで、全く違う時空間の営みを行っている、というような、まるで一種の完全自由性のような時空間の概念になっている、ということなのです。

 これも霊界物の本などを読むと、よく出てくるような内容、つまり、この霊は、どうも数百年前のアメリカやイギリスのような霊界に、ずっと住んでいたらしい、とか、この霊は、数千年前の日本や中国のような霊界で、ずっと活動していたらしい、などというような霊的世界の描写と非常によく似た内容になっているのですが、それもそのはずで、そうした高次元世界の一部に、現在、私達地球人が言うところの霊的世界が、実際、非常にたくさん存在している、ということであったのです。

 このように、高次元世界というのは、地球で言うような「時間」の概念というものが、基本的に、一切、存在していない、というような非常に不思議な世界である、ということなのです。

 

やがて、この地球も、数百年ぐらいの時間をかけて、高次元宇宙の時間の世界に移行してゆくことになる

 そして、そうした高次元世界の時空間の状態に、やがて、アセンション後の地球も、だんだん移行してゆくことになってゆくはずなのですが、ただ、前に述べたのと、ほとんど同じような理由、つまり、この宇宙の創造主は、地球上の社会の混乱というものを、あまり望んでいない、というような理由によって、そうした地球上の時間の概念の変化というのは、多分、すぐにとは行かずに、数百年程度の時間をかけながら、ゆっくりとした大変化になってゆく可能性が、極めて高い、ということであるのですが、そうした事情にも関わらず、やがて、アセンション後の未来においては、この地球においても、高次元世界とほとんど同じような、「時間」の概念のない、現代人から見ると、非常に不思議な新世界に変わってゆくことになる、ということなのです。

 

Cecye(セスィエ)

2010年8月24日 10:07 PM, アセンション後の世界 / スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明



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